食欲の秋はマグロが最高

人気沸騰!北海道のブランドマグロ
 天然の本マグロの産地としては、青森県の「大間のマグロ」が有名ですが、北海道にも美味しいブランドマグロがあります。大間と同じ津軽海峡を漁場とした、函館市戸井と松前町で獲れるマグロです。どちらも水揚げ後、船上で独自の処理技術を行うのがこだわり。すぐ氷水に浸すことで身の変色や脂の酸化を防ぎ、高い鮮度を保持します。
 函館市戸井漁協では「戸井活〆鮪」とのブランド名で出荷。2011年1月の東京築地市場での初競りで史上最高値の3249万円で競り落とされ、知名度を高めました。一方、松前さくら漁協では「松前産延縄釣本マグロ迅速船上活〆処理」のブランド名で出荷し、地元はもちろん、本州の高級料理店でも提供されるなど人気を集めています。
 津軽海峡でマグロ漁が行われるのは7月から翌年1月ごろまで。良質なマグロを、この時期に味わいたいものです。まぐろのチカラ粒

お土産選びや競り見学。札幌の市場へ
 産地直送の新鮮なマグロを手に入れたいなら、市場へどうぞ。61店舗が軒を連ねる「札幌市中央卸売場外市場」は、札幌市民や観光客に人気のスポット。鮮度バツグンの北海道の海の幸・山の幸を、毎日格安で提供しています。
 隣接する「札幌市中央卸売市場」では、市場見学(休市日をのぞく5〜16時、要予約)がOK。5時15分〜6時半ごろには水産物部の競りが行われるので、少し早起きして、活気あふれる取引の様子を体感してみるのもオススメです。毎年9月には、マグロの解体ショーや即売会などが楽しめる「消費拡大フェア」も行われています。