旬到来、富津の生ノリ 26店が自慢の料理提供 産地でフェア開幕

産地でしか食べられない生ノリを提供する「第6回ふっつ生のりフェア」が15日、富津市内26の飲食店で始まった。来年3月末までの期間中、定番から独創的な新商品まで、各店が自慢の生ノリ料理を提供する。スープエクスプレス

 同市は昨年度の県内ノリ出荷量の約82%を占める一大産地。生ノリは、通常流通する「乾ノリ」になる前の、海で取れた状態のノリで、柔らかくしゃきしゃきした歯応えと、豊かな磯の風味が特長。産地ならではの旬の味を広く知ってもらおうと、同市商工会サービス業部会(雨笠正昭部会長)が中心となり、毎年フェアを企画している。

 同市商工会の藤野一夫会長は「生ノリは栄養もあり、こんなにおいしいものはない。『こういう食べ方もあるのか』ということを多くの人に知ってほしい」と来場を呼び掛ける。